nbio060
Tak1flox

資源番号 nbio060
系統名 Tak1flox
正式名称
略称・別名
系統分類 mutant
バックグラウンド系統
由来 大阪大学微生物病研究所
疾患 免疫異常
備考 TAK1をコードするMap3k7遺伝子の第2エクソンを挟むようにloxP配列を導入したマウス
樹立者 審良 静男 先生
寄託者 審良 静男 先生
分譲条件 提供承諾書が必要。
Animal Health Report
詳細

TGF-β-activated kinase 1(TAK1)は,Map3k7遺伝子にコードされている哺乳動物のMAPキナーゼキナーゼキナーゼ(MAPKKK)ファミリーに属するキナーゼである。

このTAK1floxマウスは,標的改変によってMap3k7遺伝子の第2エクソンを挟むようにloxP配列を導入した129/Ola系マウス由来ES細胞(E14.1)を用いてキメラを作成後, C57BL/6系マウスとの交配によって樹立された系統である。Cre酵素を発現するマウスとの交配により,TAK1を消失させることが出来る。 特にCre酵素の発現を誘導するプロモータを選択することにより時期や組織特異的消失が可能であり,このTAK1floxマウスは時期・組織特異的なTAK1の研究に有用な系統である。

なおRef.1によると,Creを生殖細胞で発現するマウスとの交配で「TAK1ノックアウトマウス」も作られたが,胎生致死であった。 また,組織特異的ノックアウトにてToll-like receptor/IL-1Rシグナルの異常が見られる。

参考文献
Authors Title Journal Year PMID
Sato S, Sanjo H, Takeda K, Ninomiya-Tsuji J, Yamamoto M, Kawai T, Matsumoto K, Takeuchi O, and Akira S. Essential function for the kinase TAK1 in innate and adaptive immune responses. Nat. Immunol. 6(11):1087-95. 2005 16186825

保存情報

保存情報
資源種類 自家/他機関 遺伝子型 凍結方法 作出方法 分譲までの期間
生体 約2ヶ月

遺伝子情報

遺伝子情報
作出方法 conditional KO
遺伝子名 TGF-β-activated kinase 1, Mitogen-activated protein kinase kinase kinase 7
遺伝子記号 Tak1, Map3k7
genotyping